光機能化技術・PRP療法

当院ではインプラントを行う際、PRP療法および最先端の光機能化技術を使用しております

PRP療法とは?

採血をさせて頂き、その血液の中の血小板を高濃度に濃縮させ、インプラントフィクスチャーを埋入する前にそれを塗布することで骨との結合を早める効果や治癒促進効果があります。
人工骨と混ぜて使用する場合もあります。
インプラント以外では歯周再生治療や抜歯の際に使用します。


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光機能化技術とは?

最先端の技術 光機能化インプラント
インプラントの接着力を大幅に上げる事ができるようになりました。

2009年にアメリカ、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の小川隆広先生の研究室より、今までに無い画期的技術が発表されました。
研修会先にてお話を聞く事ができ、2012年、この技術を当院でも使用することができるようになりました。

歯を失った場所に人工の歯を埋め込むインプラント治療。
このインプラント治療は、人工の臓器の中でも最も優れたものと言われてきました。
しかし残念ながらインプラントの骨の接着面積は40〜60%程度が限界でした。
それでも、もちろん十分な結果は得られていたのですが、このたび画期的な技術が発表されました。

スーパーオッセオインテグレーション

小川先生の研究では、ある特定の光の波長をインプラントに当てることにより、インプラントと骨が約99%まで骨と接着することができました。
これにより、インプラントと骨との接着スピードが今までより早くなり治療期間の短縮が可能にもなりました。
また、インプラントの安定性と成功率も向上し、今までの接着能力よりも約3倍接着力が高くなるという結果がでています。
この技術はインプラントにとって大きな技術改革になると思われます。
2011年小川先生は米国補綴学会ACPにおいて日本人初の最高学術賞を受賞されました。

2011年小川先生は米国補綴学会ACPにおいて日本人初の最高学術賞を受賞されました。

小川先生の発表された内容によると
インプラント材料であるチタンは、時間とともに表面の性能が落ちていくというものです。
つまり、チタンも人間と同じように年をとるということなのです。
今まで、世界中の医師や歯科医師は、同じインプラントがあった場合、時間が経ってもその性能や性質は変わらないと定説として考えられていました。
現在のインプラントに水をたらすと右の写真のように水滴になり(疎水性)、これが世界中で普通だと思われていました。
しかし、工場で作られた直後のチタンは、水との馴染みが非常に良いこと(親水性が良い)が分かり、時間と共に水との馴染みが悪くなったいくことが 最新の研究技術で分かったのです。

それだけでなく、工場で作られた直後の新鮮なインプラントの周りには、多くの骨ができますが、時間が経ったインプラント(現在使われている普通のインプラント)では、 結合する骨の量が新鮮なインプラントと比べて半分ぐらいしか出来ていなかったのです。

もちろん、それでも十分な結果は得られていたのですが、さらに性能の良いインプラントを使うことができれば、インプラントが成功する確率は 大幅に上がるということです。しかし、現在のインプラントでは、工場から出荷する段階で、既に製造から数ヶ月たっている状況ですので、 作られてスグのインプラントを使うことなど不可能だったのです。

しかし、今回小川先生が発表された研究によると、時間が経ってしまったインプラントに、特殊な光を当てることにより、 表面がキレイになり、工場で作られた新鮮な状態を取り戻せるということが 分かりました。
この発見は、新聞等でも取り上げられ、現在全国で80の医療機関(大学病院も含む)で導入されており、福岡県では当院を含め4医療機関で使用されています。

従来のインプラントを手術前にセラビームアフィニーという器械の中で特殊な光と高濃度のオゾンにより事前の処理を行います。
この技術はアメリカ、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の小川教授のグループによって開発されました。

この処理を行いますとしないものと比べインプラントの性能がアップします。

①PRPや血液のなじみが良くなります。
②約3倍 骨結合能力がアップします。
③従来約45%〜65%のインプラントと骨の接触率が95%以上にアップします。
④インプラントの長さ的に40%短いもので従来のものに匹敵するため、偶発症や外科的なリスクを減らすことができます。
(短いものでも十分な結果が得られるようになります)
⑤インプラントの性能が、工場での作りたての状態にアップします。


 
 
この最先端技術は現在全国で約80件の医療機関(大学病院も含む。福岡県では4件)で使用されています。 吉松歯科医院は光機能化バイオマテリアル研究会の認定医院です。
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